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新婚旅行3日目、最後の夕食は妻が一度は行きたいと行っていた「鳥彌三」へ。
このお店、創業1788年の老舗ということで外観から思いっきり風格が出ていました。あの坂本龍馬を始めとする数々の名士たちも食べられたという「水炊き」を食べに来ました。
こちらも時期が時期なのでもちろん予約してからの訪問。で、早速中へ。
2階のお部屋に案内していただきました。200年以上前の建物というだけあって身長が低い人に合わせて設計されているようです。古いですが全てに手入れが行き届いています。建物は登録有形文化財とのこと。
障子を開けてみると向かい側にもお部屋があり、下に降りる階段など時代劇の中へ入った気分を味わえました。
仲居さんが挨拶に訪れ、すべて支度をしてくれています。
まずは美味しい昆布茶。メニューは水炊きコースのみで、その他に鳥皮と卵焼きを頼みとりづくしとなりました。
色々と説明してくれるのですが京都のふわっとした話し方はとても和みましたし、緊張感もほぐれました。
まずは先付け八寸。お皿の中に小さな春を感じさせる料理が綺麗に盛りつけられていました。味も上品です。
続いて鳥皮。レモンの大きさから見てもわかるように1枚1枚がとても大きいです。たしか7枚位あったと思います。食感はパリっとしていて臭みがなく塩加減もいい塩梅です。
次は卵焼き。食感・味、共に茶碗蒸し感覚です。
土鍋の中のスープが沸いてきました。白濁スープは30時間以上煮こまれているそうです。シズル感満載でした。
仲居さんが全て取り分けてくれます。鳥は臭みがなくふっくらしています。何度かに分けて盛り付けしていただくのですが、それと一緒に別盛でスープも取り分けてくれます。そのスープがとっても美味しくて、濃厚なのに後に惹かない上品な味で病みつきになります。
締めは水炊きのスープをたっぷりと含んだ雑炊です。一緒に食べるお新香もいい塩梅でした。
最後は甘味でわらび餅。私がいままで食べていたようなわらび餅ではなく、食感が別物でした。柔らかいのにしっかりと弾力があり自然に消えていく感じで最後まで満足させていただきました。
すべての食事を済ませて時計を見ると既に2時間30分も過ぎていてあっという間の時間を過ごすことが出来ました。最後は女将さんが外までお見送りをしてくれました。
妻が死ぬまでに一度は食べてみたいと言っていたお店に行く事ができ夫婦で満足することが出来ました。色々な口コミを見ているとマイナス的なコメントもありましたが、私はとっても満足することが出来ました。そしてまた訪れたいと思えるお店でもあります。
ヤマダソウイチロウ・1975年3月7日生まれA型、現在49歳。映像制作を中心に、クリエイティブな活動しています。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
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Soichiro Yamada