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会社員と違いフリーランスの場合は固定給ではなく、仕事を行うことで報酬としていただくのが基本です。飲食店やコンビニのように現金商売でもないので、着手から入金までに非常に時間がかかるのがWeb制作の特徴でもあります。
今回はフリーランスならではのお金の事情について考えてみたいと思います。
ヤマダソウイチロウ(@sou16ooo)です。お読み頂きありがとうございます!
フリーランスになれば当たり前のことなのですが、仕事を依頼されて完成しても仕事が終わりではありません。クライアントから入金があってはじめて仕事が完了したといえます。
いくらホームページが完成して公開したとしても、制作料をお支払いいただけなければ都度クライアントに催促しなくてはいけません。最悪の場合はホームページを一旦閉鎖し、入金まで待たなくてはいけない場合もあります。
このようなことから、フリーランスは『入金があってはじめて完了』を基本的な考え方としておいたほうが良いです。
支払いサイトとは、請求してから入金になるまでの期間のことをいいます。この部分の計算を間違えてしまうと生活自体が困難になってしまうどころか、精神的にも肉体的にも影響がでるので注意が必要です。
例えば、ある会社の支払いサイトが月末締めで30日だとします。もしも3月5日に納品したとすると3月31日に締めて4月30日にお支払いいただくという考えです。
私が経験した支払いサイトが長かったケースでは60日という事がありました。更に請求書の記載が間違ってたため翌月に回されてしまい結果的に90日になってしまったということもあります。
このように、すぐに支払われないことも考慮しながら作業しないと、仕事がたくさんあっても生活が回らなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
大手のサイトや大規模なサイトは、確かに実績にも繋がるので魅力的なのですが、私自身はあまり請けないようにしています。理由は非常に時間がかかるので、入金までの時間がかかる場合が多いからです。
もちろんフェーズに分けて分割でお支払いいただくという方法もありますが、クライアント側の振り込みいただく手間を考えるとあまり分割での請求はお願いしません。
これまでの経験上、100万円の大手企業のサイトを請けるよりも20万円の小規模なサイトを請けたほうが、手間はかかるが確実に利益になるということです。5社と相手にしなくてはいけないのですが小規模な分作業が進みやすい分、トラブルも少ないです。
フリーランスになって間もない頃は、3万円や5万円程度の低価格で請けられるものを中心しておいたほうが安心・安全だと思います。
サイトを制作している中で、たまにあるケースとして『トップページが完成したら先に公開して欲しい』などの完成前の公開を希望される場合があります。
しかし、実際にホームページを公開するということは運用を開始するということにななります。そこで私の場合は、制作途中ではあるのですが一旦納品とさせていただき、お支払いいただくように皆様にお願いしています。
やはり、クライアントの要望に合わせて公開したほうが良いのですが『完成』の区切りがつきにくいという問題が発生しますので、公開するということは利用開始するのと同じ意味なので理解していただいたほうが良いです。
ランサーズやクラウドワークスなどは締日と支払日が月に2回あるのが特徴です。
1日から15日までに完了したものは月末に、16日から末日に完了したものは15日支払われます。また、着手前に仮払い方式が採用されていますので、完成してから「支払いを待って欲しい」というような事が起こりにくいのがメリットではないでしょうか。
制作スケジュールは入ってきた順番やクライアントの都合にもよるのですが、支払いサイトも考えないと全く入金がない月も出てきてしまいます。そうなっても困らない程度の蓄えは必要ですが、やはり契約的に入金はあったほうが安心です。
仮にA社の方が先に入っていたお仕事だとしても、支払いサイトを考えるとB社の方を先に納品したほうが良い場合は、A社に迷惑がかからないように調整しながらB社を収めることで、資金繰りが上手くいく場合もあります。
クライアントの都合も大切なのですが、フリーランスでの活動を安定して続けることも大切です。入金状況が健全になることで精神的にも肉体的にも安定に繋がるので、面倒な部分なのですが気にすることをおすすめします。
ヤマダソウイチロウ・1975年3月7日生まれA型、現在49歳。映像制作を中心に、クリエイティブな活動しています。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
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Soichiro Yamada