仕事のメールに返事を書くとき、言葉遣いより先に迷うのは、この内容で引き受けて大丈夫かということです。
私は今、届いたメールをClaude Codeに知らせ、返事の文章を作ってもらっています。
ただ、できた文章を読んで、送ってよいかを決めるところは自分の仕事として残しています。
返事を書く前に私の条件を渡しています
Claude Codeは、文章で頼むと、ファイルを読んだりパソコン上の作業を進めたりしてくれるAIです。
私は札幌でWeb制作を続けてきたフリーランスで、2000年に独立してから26年になります。
2026年8月からは、AIに任せられる作業を任せ、文章のやりとりで進められる仕事を選んで受けています。
仕事を探すところから応募の文章を作るところまで、Claude Codeと分担する形です。
相手からメールが届いたら、そのことをAIに伝え、内容に合った返事を考えてもらいます。
そこで、できる作業、受けない仕事、使っている道具、連絡の取り方を、先に読めるようにしています。
たとえば、私は電話やビデオ通話では打ち合わせをせず、メールやメッセージで進めます。
文章を考えるAIに、私の代わりに電話を約束されても、そこだけ急に得意にはなりません。
AIに合わせて働き方を広げるのではなく、自分が続けられる条件を渡したうえで、文章を作ってもらう順番です。
依頼の短い文章から確認することを探します
ここからは実際のお客さんのメールを使わず、説明用に作った架空の依頼で書きます。
ホームページを少し直してほしいです。
写真と文章を変えて、スマホでも見やすくしたいです。
この文章だけでは、引き受ける作業がどこまでなのか、まだ決められません。
写真を1枚入れ替えるのか、何ページにもある写真をまとめて変えるのかで、作業は違ってきます。
スマホで見やすくするという言葉も、文字を大きくしたいのか、表示が崩れているのかで直し方が変わるはずです。
私がAIの返事を読むときも、まず、相手が書いていることと、こちらが想像で足したことを分けて確かめます。
この例なら、サイトのURL、直したい場所、新しい写真と文章が用意されているかを聞きたいところです。
説明用の返信例は、次のような文章です。
ご連絡ありがとうございます。
サイトのURLと、写真や文章を変えたいページを教えてください。
新しい写真と文章が用意できているかも、あわせてお知らせいただけると助かります。
スマホで見づらい場所は、画面の画像を送っていただければ確認できます。
内容を確認してから、対応できる範囲をご案内します。
これは説明用の返信例で、実際に送ったメールや、AIとの会話をそのまま載せたものではありません。
すぐにできますと返すより、何を確かめれば仕事を進められるかが、相手にも伝わる文章にしたいのです。
送る前に約束が増えていないかを見ます
AIが作った文章は丁寧でも、その中身まで私が引き受けられるとは限りません。
私が見るのは、言い回しに加えて、勝手に日付や作業を約束していないかというところです。
たとえば、確認してから返事をする段階なのに、すべて対応できますと書けば、それは受けるという返事になります。
電話で詳しく伺いますという一文も、私の働き方とは合っていないので、そのまま送れません。
相手の質問に答えているか、分からないことを分かったことにしていないかも、元のメールと見比べます。
文章が長くなっていたら、相手が次に何を教えればよいのかを、探さずに分かる形に直します。
確認して問題がなければ、私から送ってと伝え、AIに送信の操作まで進めてもらいます。
実際の流れは、メールが届いたことを知らせる、返事を作ってもらう、私が読む、送ってと伝える、です。
自分で最初の1行から書く作業を任せても、引き受けたあとの責任までAIに渡せるわけではありません。
だから、受けるかどうかを決める前の確認は、文章が速くできても省かないようにしています。
私の考えを読めるようにすることが先でした
返事の文章をAIに頼めるのは、私の条件や考えが、読める形で残っているからでもあります。
自分が何を大事にして、何をしないと決めているかを渡さなければ、私に合った返事には近づきません。
考えたことはObsidianというメモのアプリなどに残してあり、この記事はCodexが記録を読んで文章にしました。
Codexも、文章を書いたりパソコン上の作業を進めたりするAIで、今回はブログを書く側を担当しています。
日々の仕事でClaude Codeに何を任せているかを、別のAIと確かめながら書いている形です。
ただ、このやり方で返信が何分短くなったかは、まだ測れていません。
分かっているのは、返事を最初から組み立てるところを任せ、私が読む文章を先に用意してもらえることです。
誰の仕事でも同じ設定でうまくいくかは、これから確かめる必要があります。
任せたいことを増やすほど、自分が何を引き受ける人なのかを、先に決めておく必要があるのだと思います。
以前に書いたClaude Codeと画像生成をつないだ実録では、画像を作る作業を任せたときの様子を紹介しています。

