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札幌黄という幻のタマネギをご存知でしょうか。今回は札幌黄のオーナー制度になり10kgのタマネギが先日届いたのでレポートしてみたいと思います。
ヤマダソウイチロウ(@sou16ooo)です。本日もお読み頂きありがとうございます!
札幌黄とは、農学者であるウィリアム・ペン・ブルックス博士が故郷であるアメリカのマサチューセッツ州から持ち込まれた、「イエローグローブダンバース」という品種から、改良を重ねてできたものが札幌黄として北海道に広まったそうです。
この札幌黄ですが1940年以前は生産量も非常に多く、ロシアやフィリピンなど海外への輸出もしていたほどでしたが、1970年代に入り新しい品種が増えたことから、札幌黄が減少したといわれています。
また、日本の玉ねぎ栽培は札幌から始まり、アメリカの農学者であるウィリアム・ペン・ブルックス博士が、農家に栽培の指導を行ったところから始まったそうです。
札幌黄の大きな特徴としては、一般的に知られているタマネギよりも肉厚で柔らかいのが特徴です。また、加熱することで甘みが非常に増すために、札幌黄のファンも一部では存在します。カレー専門店など、プロの間でも好んで札幌黄を使用する店舗も増えてきまいます。
ただし病気に弱いという事がデメリットとして上げられるのも札幌黄の特徴です。札幌黄は不揃いのものが多く、一般的なタマネギと比べると日持ちしないことも、生産量が減少した理由と言われています。
このようなことから、札幌黄は入手困難なため「幻のタマネギ」と呼ばれるようになりました。
札幌黄は、食の世界遺産と言われている「味の箱舟」に認定されました。この「味の箱舟」ですが、世界中の消えてしまう可能性のある食材を守るためのプロジェクトで、イタリアに本部がある世界規模の協会です。日本でも札幌黄の他に38品目が認定されています。
そんな魅力的な札幌黄ですが、オーナー制度というものが存在していることを、今年の春にFacebookで知りました。
内容としては、札幌黄ブランド化推進協議会が主催する「札幌黄ふぁんくらぶ」という、札幌黄の面積を少しずつ増やすために応援するための制度で、皆さんで一緒に守り食べ支えてくというコンセプトです。。
オーナーとして応援することで、生産者への価格と供給先を安定して確保できるということに繋がります。また、秋に収穫される札幌黄を1口4,000円で10kg送って頂けるという面白い内容で、募集期間は2017年3月13日〜6月30日でした。
私も3月13日にしっかりと申し込みを1口だけですが、しっかりと申し込ませていただきました。
「札幌伝統やさい札幌黄」という文字が、黒背景にオレンジ色の文字で印刷されたダンボールで、10kgの札幌黄がやってきました。
早速開けてみましたが、札幌黄は形は不揃いと聞いていましたが、気になる程ではありません。
大きさもよくある普通のタマネギと同じ大きさのです。外側からだけであれば、これが札幌黄なのか、一般的なタマネギなのかは見分けはつかないと思います。
札幌黄をカットしてみたところです。確かに内側にいくに従って肉厚になっているのが特徴的です。形も綺麗でみただけで美味しさが伝わってきますね。
まずはそのままで食べたほうが良いと思いグリルで焼いてみました。食感・味・香りが非常に良く、見た目は同じでしたが食べたら違いがわかります。とっても美味しいです。
3月に申し込み10月に届くので半年以上待つのも楽しみの一つです。札幌黄を応援するという楽しさもありますし、10kgのタマネギといえば一般家庭では結構なボリュームです。
また来年もオーナー制度があるのであればやってみたいと思います。
ヤマダソウイチロウ・1975年3月7日生まれA型、現在49歳。映像制作を中心に、クリエイティブな活動しています。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
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Soichiro Yamada