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Webサイト(ホームページ)の制作工程は『家造り』に例えると非常に分かりやすいです。よく例えられている考え方なのですが、ホームページ制作の知識がないクライアントやWeb担当者に説明する際に役に立ちます。
ヤマダソウイチロウ(@sou16ooo)です。お読み頂きありがとうございます!
私がお手伝いさせていただくクライアントは、制作会社を経由せずに直接ご依頼いただく場合が多いです。そのためホームページ制作についての知識がないということが前提で打ち合わせをすることが多いです。
クライアントの業種、ホームページ制作の目的は様々なのですが、ベースとなる作業は基本的には同じです。具体的には『作業の進め方』や『ドメイン・サーバー』などの契約関連など、クライアントにはある程度は理解した上で決断していただく部分があります。
とはいえ、技術的なことを正確に詳しく説明しても、理解していただくことは難しいことが多いので、『家造り』で例えるようにしています。
早い段階でクライアントにご確認いただきたい内容に『ドメイン』と『レンタルサーバー』があります。
家を造るには土地が必要不可欠なのと同様で、ホームページ制作には『レンタルサーバー』への契約が必要です。土地も『坪数』や『立地』で価格が変わるように、サーバーの場合は『坪数を容量』、『スペックを立地』で考えていただき、用途やご予算でサーバー会社やプランを考えていただきます。
※スペックとはサーバーマシンの性能。スペック=立地と考えたのは、立地が良いとアクセスがしやすいように、スペックが高いと表示が早いからです。
これまでホームページ制作をさせていただく中で数々のレンタルサーバーを見てきましたが、価格・スピード・使いやすさなどのバランスを考えると『Xserver(エックスサーバー)』をおすすめさせていただいております。
レンタルサーバーと同様に取得しなくてはいけないのが『ドメイン』です。
土地の場所は『緯度・経度』で探すことはなく、一般的には住所で探すことが可能です。レンタルサーバーも同様で『IPアドレス』というものがあるのですが『xxx.xxx.xx.x』といった数字の羅列で表示されるため、わかりやすくするために『ドメイン』が存在します。
ドメインは任意の名前をつけることが可能ですが、すでに使われているものは取得できません。また、短い名前も人気があるので取得できないことが多いです。
『.com(ドットコム)』はよく聞くドメインだと思いますが、年間で1,200円程度で使用が可能ですし、『.jp(ドットジェイピー)』でも年間3,000円程度と高額ではないので .com で取得できなかったとしても .jp 出来たということはよくある話です。
レンタルサーバーでオススメした『Xservser(エックスサーバー)』では『Xdomain(エックスドメイン)』というサービスもやっていますので、同じ会社で取得されることをおすすめします。
土地(レンタルサーバー)と住所(ドメイン)が決まったら、次の段階はどんな家(デザイン)にしたいか『ヒアリング』を行います。何階建てがよいか、何部屋必要か、バリヤフリーがよいかなど、なぜこの家が必要でどのように暮らしたいかを考えるのと同じようにお伺いします。
ホームページ制作の場合も同様で、どのような内容を掲載したいのかや、最終的な目的は販売・申込み・問い合わせなのか、自分でも更新できるようにしたいのかを詳しく伺います。
その内容から設計図のように『ワイヤーフレーム』というレイアウト図を制作します。どこに部屋を配置するかによって使い勝手が変わるのと同じで、レイアウトによってサイトの使い勝手が全く違います。
昔よくあったリクエストに「まずはデザインを3案程度作って!そこから決めるので」という『デザイン先行』のやり方がありましたがオススメしておりません。目的にあったレイアウトやデザインが必要と考えており、そのためにはヒアリングとワイヤーフレームが重要と考えているからです。
ワイヤーフレームをしっかり作っておくことで、デザイン案が出来上がった時に「イメージと全然違う。。。」という悲しい出来事も起きません。
次はデザイン制作です。
トップページのデザインはサイトの顔となり、全体の印象を決定させるものでもあります。外壁の種類、屋根の色、ドアや窓の位置などと同様に、ヒアリングした内容を元にクライアントの希望とするイメージに近づけて制作していきます。
トップページのデザインが決定したら次は各ページのデザインです。
ワイヤーフレームで制作した内容をもとに各ページ(各お部屋)を作っていきます。壁紙の種類、ドアの位置、照明設置などと同じように、それぞれのページを用意していきます。
デザイン段階でそれぞれの部屋に家具を配置した場合のイメージしていただくのですが、この部分が『文章』や『画像』となります。
リビングであればソファーやテーブル、キッチンにはシンクや戸棚、寝室にはベッドやタンスを配置するのと同様に、『文章』や『画像』を入れて部屋をイメージしていきます。
壁掛け大型テレビ、最新の冷蔵庫や洗濯機、ルンバなどのロボット掃除機などの最新の電化製品を使用するのと同じ用途がホームページでもあります。
例えばトップページの一番最初に見える部分に大きな画像がスライドする機能や、ページの最上部までなめらかにスクロールするボタン、お問い合わせフォームなどが、この電化製品にあたります。
これはJavaScriptというWebプログラミングを指します。このようなプログラムを使用することでユーザーがより快適になりますが、高機能すぎても自己満足で終わってしまうところは電化製品と似ているのではないでしょうか。
デザイン案が完成したら、あとはデザイン通りに組み上げる作業となります。家で例えるところの大工さんの役割です。この段階まで来たらあとは設計図とデザイン案の通りにプログラミングしていくだけです。
しかし、突然の内容変更や追加項目なども出てしまうことはあります。ちょっとした内容でも、設計の変更が必要であれば別料金がかかってしまう場合もありますし、すぐに修正できる場合もあります。できる限り予算内で済むように行うようにしますが、そうでない場合もあるということはクライアントにもご理解頂く必要があります。
Webサイトは家造り例えると分かりやすいという考え方はいかがでしたでしょうか。
私の場合は相談を頂くお客様には基本この考え方で説明して、専門用語をできるだけ使わずに理解して頂きます。そうする事で全くの初心者の方でも内容が入ってきやすく、早い段階で具体的な内容に進むことが出来ます。
わからないことがあればお気軽にご質問ください。
ヤマダソウイチロウ・1975年3月7日生まれA型、現在49歳。映像制作を中心に、クリエイティブな活動しています。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
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Soichiro Yamada